手彫り印鑑の書体

手彫り印鑑の書体

篆書体

篆書体は、書体の中では最も古く中国より伝わり印章用に進化させた字体です。社会の教科書に出てくる国宝金印に使われている文字がこの「篆書体」です。漢字の基本。典雅、流麗にして重圧、風格のある印影をつくります。上品で繊細な字体は女性の方に人気のある書体です。実印にかぎらずすべての印鑑に適します。

吉相体(印相体)

印相体は、篆書を基礎に意匠化したもので、印象が柔らかな曲線でありながら力強いのが特徴で、近年好まれて使われる優れた書体です。 また、枠に文字が接する為、最も欠けやすい枠が欠けにくなるという利点もございます。 複雑で読みづらい為、偽造防止を目的として実印・銀行印に多く用いられます。
※よくウェブサイトを見ていると「開運印鑑のでたらめ」「吉相印のウソ」などと書かれている方がいますが、自治体に正規に印鑑登録出来る字体です。要は印鑑を持たれる方が吉相体を気に入って購入されるのですからまわりがとやかく言うことではないのです。手彫り印鑑の吉相体は偽造防止のセキュリティーの面からもお勧めです。

古印体

古印体は、隷書を元に丸みを加えた書体。大和古印の伝統を受け継いだ日本独自の書体です。たいへん読みやすい書体で認印に多く用いられます。

行書体

行書体は、楷書体をくずして書きやすくした書体。印象がやさしく特に女性に人気があります。




◇印鑑(はんこ、印章)の種類◇

・個人印(個人用の印鑑)

実印
銀行印
認印
訂正印
など

・法人印/会社印(法人用の印鑑)

代表印/代表者印
角印/会社印/社印
会社銀行印/法人銀行印
割印
など


◇印鑑(はんこ、印章)の素材◇

象牙(種類は多種、採取した部位により印材の価値が変わります)
芯持ち象牙
大角牛(旧名:オランダ水牛)(主に2種類-白い飴色をした印材と、飴色の中に茶色や黒の模様が入っている印材)
黒水牛
薩摩本柘
アカネ(旧名:シャム柘)
アグニ
マンモス
など

印鑑の種類と用途(認印)

認印

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認印は印鑑登録をしていない印を言います。印鑑証明の要らない書類作成など、日常的に多く使われます。 例えば、町内会の回覧書等に読んだ「しるし」に捺したり、領収書や荷物の受け取りに至るまで広く使用されます。 実印・銀行印よりひとまわり小さく作るのが普通です。女性は10.5mm以上、男性は12.mmをおすすめします。認印でも印鑑登録が出来てしまいますが、普段よく聞く「シャチハタ」など、同じ印影が多くあるもので印鑑登録することはセキュリティーの面からもお勧めできません。


◇印鑑(はんこ、印章)の種類◇

・個人印(個人用の印鑑)

実印
銀行印
認印
訂正印
など

・法人印/会社印(法人用の印鑑)

代表印/代表者印
角印/会社印/社印
会社銀行印/法人銀行印
割印
など


◇印鑑(はんこ、印章)の素材◇

象牙(種類は多種、採取した部位により印材の価値が変わります)
芯持ち象牙
大角牛(旧名:オランダ水牛)(主に2種類-白い飴色をした印材と、飴色の中に茶色や黒の模様が入っている印材)
黒水牛
薩摩本柘
アカネ(旧名:シャム柘)
アグニ
マンモス
など

印鑑の種類と用途(銀行印)

銀行印の印影は特殊

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銀行印は金融機関の出納に使用する重要な印鑑です。 通帳開設時の他、保険や証券などのご契約時に捺印する印鑑となります。一般には苗字もしくは名前を入れますが、金融機関の印鑑としてお使いの場合には、苗字・名前ともよこ書きが良いとされています。(お金がたてに流れないように)また、よこ書き印鑑の場合文字は捺印の際に右から左に読めるよう字入れします。 よこ書きの右から左読みは、昭和初期頃までの日本の古い慣習が残っており、現代の漢字とは逆の右から左に字入れすることが慣例となっています。 1本のハンコで複数の金融口座を開設している人が多いようですが、万全を期すなら金融機関や口座ごとに違う印鑑を使用するのが安全です。万一盗難にあった場合、リスクを最小限に抑えることが出来ます。 ほとんどの金融機関が3センチ以内の印材でしたらご使用になれますが、サイズは女性が12mm以上、男性が13.5mm以上が良いようです。


◇印鑑(はんこ、印章)の種類◇

・個人印(個人用の印鑑)

実印
銀行印
認印
訂正印
など

・法人印/会社印(法人用の印鑑)

代表印/代表者印
角印/会社印/社印
会社銀行印/法人銀行印
割印
など


◇印鑑(はんこ、印章)の素材◇

象牙(種類は多種、採取した部位により印材の価値が変わります)
芯持ち象牙
大角牛(旧名:オランダ水牛)(主に2種類-白い飴色をした印材と、飴色の中に茶色や黒の模様が入っている印材)
黒水牛
薩摩本柘
アカネ(旧名:シャム柘)
アグニ
マンモス
など

印鑑の種類と用途(実印)

実印

実印とは市区役所、又は町村役場に印鑑登録の申請をして受け付けられ登録の済んだ印章のことを実印と言い、印鑑の中では最も大切なものになります。 契約時に使用者の意思を証明する役割を果たします。原則として一人一個に限られ、一生実印として使用されます。(同じ印鑑を2人で登録することはできません。) 印鑑登録は15歳未満は不可で、ハンコの所有者本人の申請が必要になります。各市区町村によって違いますが、大きさは「8mmの正方形に収まらず25mmの正方形からはみださないもの」と規定している自治体が多いようです。登録できるハンコは市区町村によって規定されているので、実印登録の際は事前に調べておいたほうがよいと思います。
一生に一度しか持たない実印です。近年パソコンの進出により機械彫刻による同じ印影が世の中に出まわっています。機械彫刻は偽造が容易なため、セキュリティーの面からも避けた方が良いと思います。


◇ 印鑑 実印 はんこ 印章 ◇
【印鑑の種類】 
個人の印鑑:実印/銀行印/認印/訂正印 
会社(法人)の印鑑:法人印/会社印または代表印/代表者印とも言います。会社銀行印/法人銀行印(丸型の印鑑)
角印/会社印/社印(角型の印鑑)、割印 など

印鑑 実印 手彫り 伝統工芸品

印鑑 実印 手彫り伝統工芸品

甲州手彫印章』の伝統的工芸品の指定は、平成12年7月31日に、山梨県印章店協同組合に対し、伝統的工芸品産業の振興に関する法律第2条第1項及び第2項の規定に基づき、下記の通り定めて指定されたものです。

通商産業省告示第472号】
伝統的工芸品産業の振興に関する法律(昭和49年法律第57号)第2条第1項及び第2項の規定に基づき、甲州手彫印章を同第1項の伝統的工芸品として指定したので、同条第4項の規定に基づき告示する。
1. 伝統的工芸品の名称 甲州手彫印章
2. 伝統的な技術又は技法
1.『印面摺』は、砥石を用いて印面を平らにすること。
2. 『字入れ』は印稿及び字割を行った後、枠内に左文字で描く事。
3. 印材がツゲ及び水牛にあっては、次の技術又は技法によること。
1. 起低刀を用いて文字部分を残すよう粗彫りをすること。
2. 判差刀を用い、押切刀法及び引切刀法により文字を整え、仕上げをすること。
4. 印材が水晶にあっては、次の技術及び技法によること。
 1. タガネ背製の丸刀をたたきながら印面を掘り出すこと。
 2. タガネ製の平刀をたたきながら文字を仕上げること。
 3. タガネ製さらい刀たたきながら深く彫り、凹面の整形をを行うこと。
5. 伝統的に使用されてきた原材料印材は、ツゲ、水牛、水晶とすること。
6. 製造される地域甲府市富士吉田市塩山市都留市・山梨市・韮崎市大月市勝沼町・豊富村・市川大門町・六郷町・下部町・増穂町鰍沢町・中富町・身延町竜王町昭和町・田富町・八田村・櫛形町・双葉町7. 指定年月日平成12年7月31日

http://www.pref.yamanashi.jp/shouko/kogyo/densan/insyo_01.html

kougeihin.jp

手彫り印鑑日本一の里【六郷】

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創意と技術を伝統にしたハンコの里六郷

六郷町(現・市川三郷町)の印章業の歴史は1887年(明治20年)に、水晶を材料とした印章を取引した記録が残っており、これが最も古いものとされています。もともと六郷町には江戸時代から行商人が定期的に集まり、行商の拠点としての伝統があったことと、1869年(明治2年)に国内の水晶原石の採掘が自由になったことで、山梨県は水晶の一大産地となり、販売の手段やネットワークと材料がそろった結果、水晶印の行商という独特の産業が発展しました。
 この町で水晶印の生産が本格化したのは大正初年から昭和10年ごろで、昭和初期には印面のカタログを作成し、当時の満州国にまで通信販売網を広げていきました。現在は石や木、牛角などよりはもとより、ゴムや金属などというふうに材料も多岐にわたっていますが、六郷町の印章生産の出発点となった水晶という材料は、山梨県では江戸時代から採掘と研磨がはじまったとされています。
 水晶という天然の恵みとそれを加工する技術の伝統、そして江戸時代に開発された行商のネットワークという歴史の重なりを巧みに生かした結果として、日本のはんこ社会をささえ、実に山梨県における生産量の70%、全国生産の50%を占め、日本一のハンコの里として六郷の印章は高い評価を得ています。

日本一のハンコの里六郷は、あなたのルーツに出会えるふる里になるかも知れません。

もう少し詳しく知りたい方は⇒六郷印章業連合組合へどうぞ!