象牙印鑑の種類

象牙印鑑の種類

象牙は「印材の王様」と呼ばれ、なつ印性・耐久性にすぐれた素材です。 なにより印影はすばらしく綺麗で、一生物として十二分にお楽しみいただける逸品です。 気品のある色つや、きめ細やかな肌合いは、その名のとおり、まさに『印材の最高峰』であることをはっきりと私たちに感じさせてくれます。

象牙印鑑を販売するには、ワシントン条約で国際取引が規制されている野生動物の『種の保存法』に基づき、特定国際種事業者の認定を受けて販売しなければなりません。
また、販売する象牙印鑑には、正規輸入された象牙であることを証明するCITESシールを添付できます。

一概に『象牙印鑑』と言っても、下記の通り採取する箇所により象牙の価値(ランク)が変わってきます。


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並(特選)

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通販等でもよく使われ外側の比較的目の荒いところから作られ、1本の牙から最も多く取れます。




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外側から少し入ったところの少し目が落ち着いた部分から作られています。




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芯に割合近いところで目のそろったところから作られています。




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上上(極上)

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芯の周りで、一番目が細かくそろったところから作られ、1本の牙からわずかしか取れません。


象牙特殊印鑑


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芯持ち

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芯の小さな象牙からしか取れず、その中でも印鑑の長さに切断した象牙の中心から一本しか取れない大変貴重な印鑑です。




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横目芯持ち

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木目の様なシマの濃い象牙からしか取れず通常は象牙に沿って縦に取りますが芯を中心に横に取る為そのシマが印鑑の側面に芯を中心にして何重もの丸の模様になっているたいへん貴重な印鑑です。




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横目

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木目の様なシマの濃い象牙からしか取れず、通常は象牙に沿って縦に取りますが横に取る為、そのシマが印鑑の側面に何重もの丸の模様になっている大変貴重な印鑑で、「日輪」と呼ばれています。



◇印鑑(はんこ、印章)の種類◇

・個人印(個人用の印鑑)

実印
銀行印
認印
訂正印
など

・法人印/会社印(法人用の印鑑)

代表印/代表者印
角印/会社印/社印
会社銀行印/法人銀行印
割印
など

◇印鑑(はんこ、印章)の素材◇

象牙(種類は多種、採取した部位により印材の価値が変わります)
芯持ち象牙
大角牛(旧名:オランダ水牛)(主に2種類-白い飴色をした印材と、飴色の中に茶色や黒の模様が入っている印材)
黒水牛
薩摩本柘
アカネ(旧名:シャム柘)
アグニ
マンモス
など